おとぎな街で温泉とビール三昧(2018GW)

2018年のゴールデンウィークは、フランクフルト・ウィーン・ブダペスト・プラハ・ベルリンに行ってきました。

一言でまとめると、「温泉とビール inヨーロッパは最高!でも詰め込みすぎた!」旅でした。

旅のテーマ

ゴールデンウィークは1年で唯一大手を振って長期で旅行できるチャンス。

日数と気候から、私はヨーロッパ一択にしていて、毎年2都市以上を巡る旅をしています。

2018年は東欧へ。

のんびりしたい気分だったので、のんびりから温泉を連想してブダペスト決定、ブダペストへ行くならばプラハもセットでしょとプラハ決定、ドイツをきっちり観光したことがなかったのでドイツのなかでも自由さが溢れる先進的な街と聞いてから興味のあったベルリンを選択。

チェコとドイツはビール大国なので、日本ではドラフト(生)で味わえないクラフトビールを飲めることも裏目的でした。

内訳は、フランクフルト0泊、ウィーン1泊、ブダペスト3泊・プラハ3泊・ベルリン1泊です。

今回の旅のつくりかた

日本発着の航空券、3都市のホテル計6泊、寝台列車2回、都市間の移動はすべて別々に予約しました。

航空券

例年ゴールデンウィークの旅行は2月上旬に予約することが多く、2018年も2月に購入。

フランクフルトin/outの航空券が96,400円とリーズナブルで、どこに行くかを決めないままにひとまず航空券だけ先に購入。

ヨーロッパはLCCも鉄道もバスも交通網が発達しているので、ヨーロッパに行く航空券さえ確保できればあとはわりとどうにでもなるなと思って割安感があればまず購入してしまうことが多いです。

往路:羽田→ソウル→フランクフルト(アシアナ航空、ソウル経由)

ソウル経由、愛用しているのですが、今回は失敗でした。。

ソウルまでの便は成田9時発か羽田6時発が同額で選べたのですが、成田まで行くのが億劫で羽田にしたのです。羽田に6時着ということは3時のバスに乗るのですが、ほぼ徹夜状態となり出発前から疲れる羽目に。次からは選びません。。

ホテル

ウィーン、ブダペスト、プラハ、ベルリンとそれぞれ違うところで予約。

ウィーンはExpedia(1泊1室9,472円)、ブダペストはExpedia(3泊1室91,809円)、プラハはExpedia(3泊1室96,781円)、ベルリンはAgoda(2泊1室23,221円)にて。

9泊で1名あたり合計110,642円でした。

現地の移動

フランクフルト→ウィーン

4名利用の相部屋2名分で239.80ユーロ、1名あたり15,000円ほど。

大好きな寝台列車。…のはずが、失敗でした。。

個室が埋まっていたので4人部屋しかとれなかったのですが、乗った時はすでにほかの2名がおやすみになっている状態。電気も付けられずスーツケースも開けられずで、ただ乗るだけになってしまったことが悲しかったです。

そしてもうひとつ危機一髪だったのが、寝台列車が出発する駅を勘違いしていたこと。

もともとフランクフルト空港から中央駅に移動して、中央駅付近の温泉プール&サウナでさっぱりしてごはんを食べてから夜行列車に乗る予定にしていました。

列車が0:08発、ごはんを食べ終わって駅前のお店を出たのが23:20頃。

ロッカーからスーツケースを出してプラットホームを確認したところ、何度見ても0:08発の列車の表示がなく。

通りかかった駅員さんに聞くと、「この駅じゃないよ、隣の駅から出るよ」と言われて、血の気が引きました。。

「どうやって行けばいい?」と聞くと「あの列車に乗って」と指さされたのですが、その列車はもう発車寸前。

しかもよりによってホームの端まで列車が来ておらず、列車まで50mぐらい走らなくてはいけない状況。

日本のようにケアしてくれるわけもなく、間に合うかもわからないけどとにかく走るしかない!とのことで、夜中にスーツケースを引っ張って全力疾走しました。。

飛び乗った瞬間に発車。

生きた心地がしないとはこのことでした。

発着駅はよーーーく確認しよう、という教訓になりました…。

ウィーンからブダペスト

ウィーンからブダペストは近いんです。列車で3時間ほど。1名16.5ユーロ、2,400円ほど。

たまには昼間に車窓を楽しみながらもいいね、と思いながら、事前にチケットを購入していました。

フランクフルトでの教訓を胸に、早めに駅へ着き、プラットホームを確認し、20分前から待っていました。

待てども列車は来ず、確認するとプラットホームはそのままにDelayの文字が。

Delayならここで待ってればいいね~とのんびり待っていたのですが、Delay後の発車時刻になっても列車は一向に来ず。

おかしいねえと話していると、ふと目に入った逆側の列車。

念のため……と確認すると、なんとその列車こそ乗る予定の列車です。

スーツケースを引っ張って走るも、無常にも目の前で列車は走り去って行きました…。

前日は駅を間違え、今日はホームに翻弄され、前日はなんとか乗り込むも今日は目の前でミスするという。。。

過失ではないのにチケットが無駄になることに納得がいかず、窓口で目の前で起こったことを説明すると、あっさりと後発列車に変更してもらえました。

そりゃそうだよね、、こっちは律儀に待ってたんだもん。。

ブダペスト到着が1時間遅くなったけど、移動できないよりははるかにマシなので気持ちを切り替えて車窓を楽しみました。

ブダペスト→プラハ

この区間も寝台列車。1名あたり41ユーロ、6,000円ほどと破格値でした。

ブダペスト駅、ものすごくかわいいんです。

アーチ型が素敵で、トワイライトの青が全面に映る様子はそれはもう美しいの一言。

プラハ→ベルリン

32ユーロ、4,500円ほど。

4時間半ほど、昼間に景色をのんびり楽しみながら移動しました。

それぞれの街の過ごし方

フランクフルト

日本からのフライト到着地、且つ次のウィーンへの夜行列車が出るまでの数時間しか滞在時間をとらなかったので、スパ施設で休憩。

空港から中央駅までは列車で10分ほど、そこからトラムで行ける温泉プール&サウナに行きました。

波の出るプール、ウォータースライダー、ジェットバスなどがあり、子ども連れやカップルがそこそこいました。

ドイツのスパ施設の特徴は、男女混浴。サウナもジェットバスも、男女共に裸で共用です。

事前に知ってはいたものの、いざ男女ともタオルで隠すことなく堂々と歩いている姿を目にすると完全にひるんでしまい、同じことはできませんでした…。

幸い女性専用のサウナと水風呂があったのと、男女共用サウナでもバスタオルをきちっと巻いて入ってもOKなのとで、完全防御したままドイツ式を体験。

ウィーン

フランクフルトからの夜行列車でウィーンには朝到着し、翌日の15時まで約1日半を過ごしました。

今回ウィーンに寄ることにしたのは、オーストリアに行ったことがなかったから。

親世代で海外旅行経験が多い人から「今まで行ったなかでウィーンがいちばんよかった」という感想を聞いたこともあって、フランクフルトからハンガリーまでの道中にせっかくウィーンがあるから寄ってみよう、というそんな軽い気持ちでした。

結果ウィーンの印象は、ミュシャとクリムトとザッハトルテです。

ミュシャとクリムトは至るところにお土産が飾ってありました。ザッハトルテはお店ごとに味がちがうと聞いていたので、食べ比べ。

ブダペスト

2度目のブダペスト。

ブダペストの目的は3つ、「温泉」「夜景」「乗り物」でした。

首都ながら小さい街で、ギャップがすごい。

温泉の宝庫なのでゆるい雰囲気かと思いきや、夜景の荘厳さがその印象を吹っ飛ばします。

プラハ

プラハも2度目。

ブダペストとプラハ、どちらも「また来たい」と思える街だったんですよね。

北欧にも西欧にも南欧にもない、東欧独特の雰囲気が私はかなりツボです。

前回訪れた時も「プラハのかわいさはかなりのレベルでは…?」とうすうす気づいてはいたのですが、今回ノックアウトされました。

プラハは大人女子のための街です。断言。

ベルリン

ドイツへの思い入れがなく、これまで目的地にしたことがなかったのですが、ベルリンは訪れてみたいリストに入っていました。

ドイツのほかの都市とは違う雰囲気を味わってみたいなーと思って行きました。

インフラ含め街自体がストレスフリーだなと思いました。

まとめ

8泊10日で3都市、これが私のGWヨーロッパ旅のスタンダード。

なので、今回の10日間で5都市は詰め込みすぎました……。

ウィーン→ブダペスト、プラハ→ベルリン、ベルリン→フランクフルトはいずれも日中に移動せざるをえなく、移動時間が長くその分疲れは増すといううれしくない比例になってしまったのが反省点です。

とはいえ、これが合っているスタイルだなと思います。

初めて訪れる街に4泊以上とったものの雰囲気が合わずに楽しめないということが何度かあったので、まずは“予習”のつもりで数日滞在してみて、気に入ったらまた戻って来るのが合っています。

ブダペスト、プラハはまた行きたいなー。

ロンドンやパリなどの大都市や、バルセロナやローマなどの観光都市にはない、近代化していないタイムスリップ感がたまりません。

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