ハワイ_涼風抜けるピンクパレス

先日ハワイに行ってきました。

宿泊したホテルは『The Royal Hawaiian, A Luxury Collection Resort Waikiki』。

ワイキキビーチ前にあるピンクのホテルです。

初めてのハワイ以来いつか泊まってみたいなと思っていたホテルの感想をまとめていきます。

今回の旅の目的

両親と妹と姪と5人での旅行でした。

毎年家族で旅行していて、今年はそろそろハワイに行きたいねという話になりハワイに決定。

姪がまだ小さいので目的は特に定めず、「ハワイでゆっくりしよう」ぐらいのゆるさで行きました。

今回の重視ポイント

今回は遠くには行かなくていいね、となりレンタカーを借りなかったので、ワイキキ中心部というロケーションはマスト。

前回家族で泊まったコンドミニアムが最高すぎて同じところを選びたかったのですが、今回は出発3週間前に旅行を決めたので航空券と宿泊を別々に予約するのは料金が高すぎて断念。。

(海外でも国内でも、毎回ツアーと別々手配とを内容を鑑みながら料金を比較します。)

リサーチをしていたら、航空券と宿泊がセットのツアーでちょうどタイムセールをやっている旅行会社を発見。

航空券と宿泊をそれぞれ予約するよりも他のツアーよりも圧倒的に安かったので、ツアーのなかで設定と残席のあるホテルから選んでいきました。

今回のホテル探しの前提

大前提としては「ワイキキビーチ沿い」。

ワイキキビーチ沿いにはわずか7軒しかホテルがありません。

東から、『モアナサーフライダー』『アウトリガーワイキキオンザビーチ』『ロイヤルハワイアン』『シェラトンワイキキ』『ハレクラニ』『アウトリガーリーフ』『ヒルトンハワイアンビレッジ』です。

この7軒の星は、4つ星が5軒、5つ星が2軒。

つまりワイキキオンザビーチの5つ星ホテルは2軒しかなく、『ハレクラニ』と『ロイヤルハワイアン』のみなんです。

両親と幼児が一緒なのでサービスクオリティを考えるとどちらかがいいなと思っていました。

選んだホテル

『ハレクラニ』が旅行会社のタイムセールの対象に含まれておらず、『ロイヤルハワイアン』に決定。

今まで『シェラトンワイキキ』の高層階オーシャンフロントや『アウトリガーワイキキオンザビーチ』のオーシャンビュー、『ヒルトンハワイアンビレッジ』のオーシャンビューには泊まってきましたが、『ロイヤルハワイアン』は機会がなく誰も泊まったことがなかったのも良い機会だな、と。

このホテルに決めた理由

出発したい日にフライトにもホテルにも空きがあり、ツアー代がリーズナブルというのが直接の理由ではありますが、もともと泊まってみたいと思っていたポイントは……

ピンクがかわいい

この一択。

客室数の多いホテルは好みではないのですが、ロイヤルハワイアンはほかのワイキキオンザビーチホテルのどこともまったく異なるオリジナルな出で立ちと存在感に惹かれていました。

その見た目だけで、“一度は泊まってみたい”と思い続けさせることができる特別なホテルでした。

部屋選びのポイント

ツアーでは客室を指定できないことがほとんど(これが最近ツアーを利用しなくなった最大の理由です)。

ハワイは眺望へのリクエストが多くそれが売りになるため、オーシャンビューなどあらかじめ指定されたツアーもありますが、割高な印象です。

旅行会社が謳う「客室未定」は「空いている部屋にアサインする」という意味。基本的にはグレードの低い客室にアサインされます。

ロイヤルハワイアンではガーデンビューが最もリーズナブルな客室なので、今回も海の見えない部屋をアサインされると思っていました。

今回、客室指定不可というのはあらかじめ理解したうえで、旅行会社経由とホテルへ直接、コネクティングルームのリクエストをしていました。

どちらからも「リクエストとして預かるが、確約はできない」という当然の回答。

そして当日チェックイン時、スイートまで満室でコネクティングルームは用意できなかった、と言われました。

「追加でお支払いしても無理ですか?」と聞いたのですが、本当に満室のようでそもそも部屋が空いていないとのこと。

その代わりと言ってはなんですが、と「ヒストリック・オーシャン」をアサインしてくれました。

しかも2部屋ともオーシャンフロントに。

(かなりラッキーなことなので再現性は低いと思われます…)

客室タイプは13あるうち、料金の高さでいうと「ヒストリック・オーシャン」は上から5番目なので(時期により変動すると思います)、なんと8ランクアップ…!

勝手な想像では、料金を高くつけているので指定して予約する人が少なく、稼働率が高くない時期は空き部屋になりがちな部屋タイプなのだと思います。

アサインされた部屋はメインタワーのちょうど真ん中。マイタイバーと海とが見えるビーチ正面に位置していました。

予期せぬオーシャンフロントに感動もひとしお。

改めて思ったのは、やはりハワイまで来てオンザビーチのホテルに泊まるからには海の見える部屋に泊まるべきだなーということ。

部屋に入った瞬間、海が正面にばーーーんと広がる様子は、ハワイに来たという実感にもなり何度見ても感動します。

海の見え方は、パーシャルオーシャンビューだとごく一部、オーシャンビューだと窓からの景色の半分程度ですが、オーシャンフロントは海を正面にとらえ窓からの景色は海が占めます。

水平線まで続くエメラルドグリーンの海はやっぱり別格。

このホテルは海の見えない客室の方が多いので、海眺望は希少といえます。

(ちなみに『ロイヤル ハワイアン』ができた当時、船乗りが帰還して心身を休めるホテルだったため、普段海上で過ごす船員にとっては海ではなく緑を望む景色の方がありがたがられたという所以があります。)

ホテル公式サイトでこの部屋タイプの料金を見てみると、室料だけで1泊1室約60,000円(4月泊/別途1泊1室あたり5,000円のリゾートフィー)。

最もリーズナブルな「ヒストリック・ルーム」は同35,000円なので、“42%OFF”でオーシャンフロントを体験できたことになります。

ラッキーすぎますね……。

サンセバスチャンのホテルの話でも書いたのですが、朝起きてカーテンを開けて海が見える、これ以上の非日常を感じるシチュエーションはないと思っています。

海のある街にリラックス目的で泊まるなら、いつでもどんな旅でもオーシャンビューを選びたいところ。

外がどんなに暑くても、窓を開けて波の音とすこやかな風を感じながら海を横目にベッドに寝転ぶ以上の幸福をすぐには思いつけません…。

よかった点

「ピンクかわいい」

とにかくこの一言に尽きます。

どこもかしこもピンクでかわいすぎて……。

空港からホテルに到着した瞬間からピンクでテンションが上がりっぱなし。

ホテルの中はアイボリーや白で統一されていて、フロントまわりは重厚感のある木のデスクが素敵。

♥海へ通じる廊下がかわいい

かわいいとしか言っていない気がしますが、このホテルでいちばん好きな場所は海へと通じる廊下。

この先に望む海と抜けていく風は、建物の中とは思えないほど開放的です。

天井が高く、日陰で涼しく、1日中ここにいられる…。

♥立地が最高

やはりワイキキど真ん中。

アイランドヴィンテージやウルフギャングが臨戦、DFSは目の前、コココーヴというスーパーもカラカウア通りを挟んですぐと、便利なロケーションであることに間違いなし。

トロリー発着を鑑みても、不便さを感じるシーンはありませんでした。

♥緑豊か

昔は航海から帰った時に海ではなく緑を眺められることが贅沢だったそう。

たしかにビルの多いワイキキにあって中心部でこれだけ緑を残しているホテルはほかにありません。

♥ビーチチェアで過ごすワイキキビーチでのひととき

ロイヤルハワイアンではホテル前のワイキキビーチでビーチチェアを貸し出しています。

1日約$50、朝7時から夜19時頃(日没時間によるとのこと)まで利用可能です。

事前に調べた際、番号25番以降40番目までだと他社のビーチチェアが前に並んでいないという情報を見て、空いていたなかで25番を選びました。

実際はパラソルを立てている人がいて、海まで遮るものがない状態ではなかったのですが、日陰のないビーチでパラソルの下でごろごろできるのは格別。

♥生演奏が聴こえてくる

海とマイタイバーに面した部屋だったので、夜になると窓を開ければ生演奏が聴こえてきます。

ウクレレで奏でられるハワイアンミュージックは、ハワイ感を増幅。

チェアに揺られながら潮風を浴びながら音楽を聴くと、ハワイならではのデトックスに。

♥部屋が広く感じる

実際の広さは31平米と広いわけではないのですが、天井が高いので広く感じられます。

エアコンとは別に天井にファンが付いていて、空気を循環できるのも心地よかったです。

♥ウォークインクローゼットあり

「ヒストリック・オーシャン」にはウォークインクローゼットがあり、スーツケースを置くのに充分なスペース。

部屋自体はそこまで広くない分、荷物を置いておけるスペースはなにかと重宝します(浮き輪を置いたり)。

♥宿泊者特典の充実

リゾートフィーに含まれていますが、WiFiの無料レンタルやベーカリーでのマフィン提供などちょっとしたサービスあり。

中庭で行われるヨガクラスもあり、事前に予約して手ぶらで参加できます。

♥日本語デスクあり

私は利用しませんでしたが、日本語コンシェルジュデスクがありました。夕方16時頃までしか人がいないので利用したい場合は時間に注意。

気になった点

・プールサイドのチェアは朝7時に満席に

たまたま早起きして降りて行ったところ、7時過ぎにはもうすべてのチェアに先約が。チェアを確保したい場合は7時過ぎにはプールサイドへ。

総合評価

ピンクパレスでの滞在は期待通りにうっとりものでした。

緑と海とをこれだけ備えるホテルはほかにないなと思います。

常宿にできたら素敵だし、オーシャンフロントはそのままにスイートにも泊まってみたいなと思うばかり。

ヒルトンは3,000室、シェラトンは1,700室弱と超大型ホテルが並ぶなか、ロイヤルハワイアンは529室と比較的規模は小さめ。

団体利用が少ないこともあり、500室以上あるとは思えないプライベート感を感じられました。

歴史あるホテルながら客室はリノベーションされていて、古さを感じることもなく快適に過ごせます。

ホテルでの時間も重視、立地も重視という場合はロイヤルハワイアンを選んで間違いないと思います。

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