7月になってから考える、夏休みどこ行くか問題

夏休みは高い問題

7-9月に3日間夏休みをとれるという会社は多いですよね。

ゴールデンウィークや年末年始よりも長期休みの日程が分散する分、お盆を除いて予約はとりやすいものの、いかんせん7-8月の旅行代の高額ぶりには毎度二度見してしまいます。

ゴールデンウィークの航空券でも目安を決めて購入タイミングを見計らうタイプなので、行きたい気持ちがあっても年間の平均相場と比較してあまりにも高いと躊躇しがち。

日本全体が7-9月が繁忙期でそれ以外が閑散期と言っても過言ではないぐらい観光シーズンが二極化しています。サービスの提供側も受領側もどちらも得をしない現状の構造はもどかしい……。

さてどこに行く?

私自身の夏休みといえば、ゴールデンウィークをフル活用することが例年多く、夏休みもがっつりとはなかなかいかず……悲しいかな、それが会社員の現実です。

3日間取得できる夏休みを1日残して期限切れになってしまったことがあり、悔いの残りっぷりがすごかった……。

毎年取りこぼしはぜったいに避けたい、とは思っているものの、なかなか計画に至らずに7月に突入することがほとんど。

夏休みシーズンは7-9月の3か月に渡っている分、「この日付で行かなきゃ」「満席になる前にとらなきゃ」という使命感(?)がゴールデンウィークに比べてほぼ無いに等しく、計画もついつい後回しに。

そんななかで7月もなかばにさしかかる時期に考える、今年の夏休みどうする問題をシミュレーションしてみました。

1. やっぱり温泉に行きたい

夏でも疲れてると「温泉行きたい……」と浮かびます。

夏の温泉の思い出といえば、雲を食べられる温泉と、人生最高の温泉。

その時の体験がどちらも最高すぎて、温泉にやみつきになる気持ちを心から理解した瞬間でもありました。

そこでわかったのが、夏の温泉を最大限楽しむ方法。

それは標高が高く平均気温が20℃ぐらいの避暑地に行くこと。

気軽に行ける温泉というとつい箱根や熱海を思い浮かべがちですが、夏ならば避暑地の温泉が最高です。

到着して車や電車から降りた瞬間のひんやりする空気が最高なんですよね。

夏に行って最高だった私的3大温泉はこちら。

奥日光温泉(栃木)

中禅寺湖をさらに奥へ。時間によって温泉の色が変わるのがたまらない……!

万座温泉(群馬)

関東で最高の泉質と温泉マニアの友人に聞いていたのだけど、距離があるのと高級ホテルがないのとでこれまで足を伸ばしたことがなかったため初めて去年行った温泉。

日本有数の濃厚硫黄、それも豊富な湯量でどこも源泉かけ流しというのがたまりませんでした……。

標高1,800mと高地にあり、同じような泉質の草津(標高1,200m前後)よりもさらにぐっと涼しいです。

今までなんで来なかったんだろう……と悔やまれる温泉。通いたい。

※ただし惜しむらくは、万座温泉にはラグジュアリーリゾートや高級旅館がありません……温泉街もなく、各旅館は1軒ごとに点在しているながらホテル滞在を楽しむ温泉地ではないのが残念……完全に温泉目当てと割り切って行くべし。それが懸念でリピートできていないのもまた事実です……。

雲仙温泉(長崎)

日本で初めて国立公園内の温泉保養地に指定された雲仙温泉は、あふれ出る強酸の湯で知られています。標高700mの山のなかにあって、山ならではのひんやり感が抜群。

温泉がぐつぐつと湧いていて湯煙がもくもくとしている図、温泉地感があります。

2. やっぱりビーチに行きたい

海、川、湖、なんならダムでも、とにかく水辺が好きすぎるので、海に入らずとも川に入らずとも水辺に惹かれてしまいます。

実際に海に行っても何をすればいいのかいまいちわからずに散歩して終わることが99%なのですが、それでも波の音や水面のきらきらのそばにいるだけで癒されるんですよね。

ビーチに行くなら、とことん水質の良さにこだわりたい!と思うタイプ。

行ったことがある国内ビーチのなかから、また行きたいウィッシュリストに入れているのが・・・

伊豆・白浜海岸

関東でこんなにきれいな海があるんだ…と感動。
エメラルドグリーンの海に白砂が実在していることに驚きました。

沖縄・恩納村ナビービーチ

沖縄の離島の美しさは格別と言われますが、東京育ちにとっては本島でも充分に美しかったです。

高知・柏島

衝撃を受けたのがここ、高知の島。
シュノーケルで海のなかを見下ろすと、海底までクリアに見えるんです。
水深10-15mぐらいかな。
どこまででも行ける気がするし、全く怖さを感じないでひたすら浮いていられる海でした。

3. やっぱり海外に行きたい

やっぱり夏休みには、日常と切り離された夏の思い出がセットで必要。

国内は疲れを癒やすのにさくっと行けてよいのですが、非日常感は海外の方が圧倒的です。

夏休み期間の海外なら、断然9月に。

決算が9月という旅行会社も多く、9月発の破格値ツアーが毎年発売されています。

航空券も7-8月に比べると9月は比較的リーズナブル。

9月に行って気候が最高だった海外はやっぱりヨーロッパ。

特に9月がベストでは!? と思える都市がこの3か所。

バルセロナ(スペイン)

やっぱり太陽が似合う街!

太陽なら5月頃から出てるよー?って思いがちですが、ポイントは海の水温。

海の水温は2か月前の最高気温という説があり、5月だと日差しは強くても海が寒中水泳並みに冷たい…。

せっかく街から徒歩10分ぐらいでビーチに行ける街なので、夏の日差しが残り水温が上昇する9月が海的ベストシーズン!

パリ(フランス)

パリはどの季節に行ってもその時々の楽しみ方がある街。

なぜ9月?というと、9月のヨーロッパの主な都市のなかでパリは日の入りが1時間近く遅いんです。

たとえば2019/9/15の日の入りの時間を調べてみると、ウィーン19:10、ロンドンやヘルシンキ19:16、ローマ19:21、アテネ19:35、リスボン19:45、アムステルダム19:56、バルセロナ20:01ときて、パリは20:05。

20:30頃まで明るいのは同時期の日本では体験できません(日本では1年で最も遅い日の入りで6/24-7/5の19:08)。

夏真っ盛りより幾分涼しくなったパリで、明るい夕方にアペロ(ディナーの前に軽くお酒やおつまみを楽しむ文化)を楽しむなんて最高です……!

※ただし9月最終週はパリコレでホテルも混雑し宿泊代が高くなりがちなので、9月に行くなら半ばまでに。

リスボン(ポルトガル)

9月の気候が最高すぎます。

青空が続きほとんど雨は降らず、日差しは夏のように燦々と降り注ぐものの、風はひんやり。木陰もひんやり。

リスボンはトラムやケーブルカーに乗ったり、スイーツをはしごしたり、旧市街をあてもなく歩いたりするのが楽しい街なので、気候の良さは重要。

電車で数十分で行けるビーチもあり、リゾート気分を味わうこともできます。

計画は7月半ばからでも遅くない

車や電車でさくっと温泉に行くなら来週末でも見つけられるし、夏っぽさのビーチ狙いなら9月最初の週は学校も始まって8月よりは混雑が落ち着いている頃。

海外なら9月発はまだまだ計画できるタイミングです。

今年は梅雨が長引いていて7月いっぱい梅雨だそうなので、ますます夏が貴重に。

夏の思い出は夏バテを避けるないし乗り切るために心の支えになるので、私のように夏休みを取り逃すことのないよう計画的に……!