罪悪感なく1日中だらだらしたい

気分:休みの日ぐらいだらだらしたい

「仕事が休みの日に『まず洗濯してトーストとヨーグルトとサラダ食べて掃除機かけて……』と動けるタイプの人がうらやましい……」と思うタイプの人にこそ、熱烈に心からおすすめできる過ごし方を見つけました。こんな人におすすめ……!

・週5で仕事をしている日常生活では平日は22時半にはベッドに入りたい、土日はお昼までぬくぬくしていたい

・金曜の夜こそ、遮光カーテンを引いてスマホの音量をオフにしてジャスミンのルームフレグランスをひと吹きして、寒さも暑さも感じない絶妙な重ね着で目覚ましをかけずにベッドにもぐりこむ、その瞬間が至福の時…

・リフレッシュが必要とは思うけど、いかんせん行き先を調べたりが億劫

・かといってだらだらし続けるのもちょっと罪悪感がある

症状:疲れと罪悪感のせめぎあい

ちょっと忙しさが続いたりすると、休みたいんだけどどこか行きたい!という気持ちにもなるものの、とはいえ忙しい時期は遠出する気力が湧いてこないんですよね……。

近場でさくっとどこか行きたい、でも気力がないからだらっとしたい、そんな矛盾を完璧に叶えるホリデーがあったら最高じゃないですか?

ラクーアのスパだと物足りない、もうすこし遠出となると熱海とか箱根とか…?でもそうなると日帰りじゃもったいないし、とはいっても泊まるとなるとちょっと気合いがいるなあ…かといって軽井沢だと1時間で着くけどだらだらする感じじゃないしなあ…

そんなループに陥った挙げ句、「考えるのも疲れるし、もういっか」となりがち。

ちょっと遠出ぐらいだけど旅行っぽさがしっかりあって、でもあちこち観光ではなくぐだっとしたくて、でもただぐだっとするだけだとなんかもったいない気もして…

という微妙な心の揺れに応える休日があったら最高だなーといつも思っています。

旅行だけどだらだらすることが正義、な場所ってどこかないでしょうか……。

解決策:さくっと行けてゆるっとできてだらだらするのが大義名分のところへ

そんな具体的な女子心を満たす行き先、いままで思いつかなかったのですが、たまたま行ってきたところがパーフェクトにその気分にフィットしました。

その行き先とは、ちょっと意外(?)な『大磯プリンスホテル』です。

個人的にグループホテルはどこに行っても同じ感じに見えがちなのでほとんど選ばず、プリンスグループもほとんど泊まったことがないのですが、『大磯プリンスホテル』は2017年に客室リニューアルと新装スパがオープンしそのスパが話題になったことで知っていました。(公式サイトのスパページはこちら

そこでスパのためにホテルに泊まることに。といってもスパが日帰りでも大人4,500円なので、数千円追加して宿泊した方が寝る直前までと朝起きてすぐからスパを楽しめる方が満足度は高いと思います。

さてどんなホテルかというと…

都心から2時間弱、到着するとフロントの先には吹き抜けでガラス窓の広々としたカフェスペース。ハワイのアラモアナにあるレストラン「マリポサ」をすこし彷彿とさせるような。海外感があります。

客室「オーシャンビューツイン」からはこのとおり、海。

海に浮いてるみたいじゃないですか?水平線が端から端まで見られます。

そしてきわめつけは、スパフロア4階にあるインフィニティプールから望むこの景色。

どこまでが空でどこまでが海でどこまでがプールなのか…もはや目を凝らしてもわからないぐらいに一体化しています。

もうすこしわかりすくすると…

海に浮いているように見えるインフィニティプールです。水温が調節されていて、冬でも入れます。ただし海が目の前なので風が強く、冬はかなり寒いです。。

プールサイドにはジャクジーが2つ。

プールは一定の水温に保たれている温水で冷たくは感じないのですが、気温が低いと若干冷えてきます夜や朝は特にこのジャクジーで温まってプールに入ってまたジャクジーに戻って、のループが最高。

夜はライトアップされてちょっと色っぽい雰囲気に。

だらだらが目的になるホテルステイ

スパフロアは3階と4階。3階は男女別の大浴場で、おむつのとれた子ども以上ならだれでもOKです。

4階はインフィニティプール、ジャクジー、サウナ3種、岩盤浴、水風呂、雪が降る部屋が揃っていて、フロア自体が中学生以上のみ入場可と文字通り大人だけの空間。男女共用、水着で利用するタイプで、移動時や休憩時に着られるガウンはフロントで無料で受け取れます。男女一緒に楽しめるためカップルも多いですが、女子同士、男女グループ、母娘などもいました。

いちばんいいなというか健全だなと思ったのが、インフィニティフロアの雰囲気。このインフィニティプール、明らかに写真映えを狙ってつくられているんですよね。自撮り棒を持った女子やひたすら彼女を撮影している男の子がたくさんいます。その場にいる人たちの目的が一致しているので、「あんなに写真撮って…」みたいな冷たい目線や、撮影している時のどこか気恥ずかしい感じがなく、撮る方も視界に入っている側もピースフルでした。

ホテルまとめ

ホテルをひとことで表すと

ホテルのクラス感は星3つぐらい、「時間とお金をかけずに、罪悪感なく大手をふるってだらだらできるし旅行感がある」というのが最大の良さ。

ホテル概要

『大磯プリンスホテル』は、新宿から湘南新宿ラインで直通約70分(最寄り駅からバスで約15分)、車でも都内から2時間弱ぐらい。

プリンスグループは軽井沢や万座、札幌などいくつか泊まってきましたが、施設によってクラス感やサービスレベルはさまざま。

個人的にはチェーンホテルの金太郎飴感が好きではないので積極的には選びませんが、大磯はこのプールとスパフロアで夜まで&朝からのんびりできるのでスパに付随して泊まるのはありと思いました。ただし食事にこまるかも。近隣にはレストランはほとんどないです。

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【WHEN】いつ行くのがよい?

夏は大磯ロングビーチ特需できっと激混み且つ施設クラスに見合わない宿泊料金になると思われるので、夏以外がおすすめ。(ちなみに私が行った3月上旬は、素泊まりで1室15,000円弱でした。3名なら1人5,000円……安すぎる……)コートが必要な時期でもインフィニティプールとジャクジーの無限ループは最高でした。

【WHERE】どこがマスト?

このホテルに泊まる最大にして唯一の目的は、プールとジャクジーと岩盤浴。無限ループをおためしあれ……!(残念ながら24時間ではなく、朝6時から夜は24時まで)

【WHO】だれと行くのに向いてる?

スパフロアは子どもNGなので、カップルもしくは裸を見せ合えるレベルの友人と。プール・サウナ・岩盤浴は入っていられる人は延々と入っていられるけれど、にがてな人は5分ともたないので、スパ好きであること必須です。

ホテル到着後からチェックアウトまで、食事以外ずっとスパフロアで過ごしたい/一緒にもべつべつにも過ごせる人とぜひ。

【WHAT】なにする?

(ランチをすませて)チェックイン→インフィニティプール→ジャクジー→インフィニティプール→岩盤浴→インフィニティプールでマジックアワー→夜ごはん→ジャクジー→インフィニティプール→サウナ→インフィニティプール→岩盤浴→露天風呂→睡眠→ジャクジー→インフィニティプール→岩盤浴→露天風呂、ぐらいの過ごし方がこのホテルの良さを最大限楽しめます。

朝食よりもスパ!となりそうだったのであらかじめ素泊まりにしていたのですが、朝起きてからチェックアウトまでずっとスパフロアにいたので正解でした。

【WHY】どんな時に行く?

どこか行きたい、でもがっつり旅行するほどの体力と気力はないし調べたり計画したりも億劫、電車で1本で行ける距離だったらいいかなーぐらいの時に。

罪悪感なくだらだらできるけど、日常にはないプールと写真でちゃんと遠出はした感はあるので、HP(体力)30・MP(メンタル)60ぐらいの「疲れは溜まってるけど近場のどこかで旅行風味を楽しみたい」時に。

【HOW】行き方

池袋・新宿・渋谷から電車で1本、約70分。車だと東名ですぐ。

旅のおともに

写真を撮るなら水着選びが楽しい。プールはタイルが青で曇りでも青味が強いので、原色がよく映えます。若者から60代ぐらいまで老若男女、ビキニ、ワンピース、ラッシュガードとさまざまな水着タイプの人がいたので、好きなものを着ましょう〜!